2012/01/06
新時代ツーリズム
今回は週刊トラベルジャーナルというツーリズムビジネス専門誌で、2012年最初の特別号の内容が非常に充実していたのでまとめ。
その前に……
旅行業界は1950年代から海外旅行ブーム、マスツーリズムの時代を経て、団体から個人旅行、手配旅行などで一通りの主要観光地をめぐり終えた一部のツーリストは、俗に言う「秘境」へ足を踏み入れだした。
今日ではサステイナブルツーリズムが必須であると言われている。
旅行会社の形態は今、変わりつつあるように思う。
IT化が進み、旅程相談を窓口で行わなくともインターネットで航空券、宿泊先などを個人で比較検討し購入することができるようになってきた。
それも、オンラインですぐに予約状況が確認できる。
また、どこの旅行会社も注目する観光資源はほとんど似たり寄ったりのツアーになる。
同じようなツアーが多数存在するとあとは価格競争になり、薄利多売の利益構想になると聞いたことがある。
旅行会社にしかできないことが少なくなってしまっているのが問題点かもしれない。
“若者の旅行離れ”という言葉も聞いたことがある。
このへんの数値はJNTOの統計を見ればすぐにわかると思います。
さて……
本題ですが、表紙からして、これは!と思いました。
『ソーシャルな時代のツーリズム』
20代の会話で頻出するフレーズ「ソーシャルっぽいよね」が褒め言葉であるという点に気が付き、ヒントになったという。
☆TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが含まれている。
そのソーシャルメディアがもたらすものとして自らの情報の量と質、経験値を高めてくれる機能的な人間関係。と書かれているから鋭い。
さらに、排他的外向志向と捉えている。
自らの経験を振り返ってみても、自分の軸に沿って行動を起こそうとして出会った人たち(機能的な人間関係をもたらす人たち)は出会いそのものはリアルであってもほとんどがソーシャルメディアで繋がる。
マインドやコンセプトを仲間同士で共有したいという欲求は非常に強い、と書かれているのだが、
本当にその通りである。
この欲求に基づくアクションがボランティアツアーに代表される社会貢献型旅行ブーム!!!!
ボランティア、スタディツアー。
これは非常に需要あると思います。
大学生って、好奇心旺盛!
お金はあんまりないけど時間はたっぷりあるしただ遊んでるだけじゃつまんないし何か共有できる知り合いを探してる。
また、左脳的な思考を右脳的に変えるちょっとした工夫というのもひとつのKEYですね。
そして今回の記事で初めて知ったのですが、ソーシャルトラベルというワード!!
興味!
そうそう、スタディーツアーといえば、私が注目しているのはリディラバという学生団体。
旅を手段として捉え、社会問題について考えることを目的としている。
旅そのものが目的になる時代はとうに終わり、テーマ、ターゲットに絞った目的の見えるものが求められている。
ソーシャルというフレーズにわくわく感を抱くのは20代もしくは30代だと思う。
ボランティア、スタディーツアーは内容の工夫次第で40代向けにもできるかも。
他にももっと文章にしたいことはあるけどまた改めて。
今回は私自身が大学3年でこの記事に共感することが多々ありました。
いろいろと興味が出てきちゃった。
それでは、また。
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