2012/06/27

念願のタイにいく!

タイに対しては以前から憧れを抱いていた。
アユタヤや水上マーケット、象など、わくわくすることがたくさん。タイの食文化にも興味。

私は大学4年で、学生生活もあとわずか。残された自由時間を有意義にするため、秋と冬には海外に行きたいと思っていた。

そんなことも重なり、HISのスーパーサマーセールのオンライン先行予約でバンコク行きをゲットした。HISのスーパーサマーセールの流れを追うと、6月9日に先行で始まって、14日に格安航空券、15日にオンライン先行、17日学生店頭限定先行、18日店頭&webスタートで7月1日までになっている。

私が今回購入したツアーはバンコク4日間エコノミークラスホテル朝食2回、成田空港発着、燃油サーチャージ込で2万9800円の15日スタートのオンライン先行だ。

6月9日からのものは店頭でも購入可能で、全く同じツアー内容で3万9800円~となっていた。
14日の格安航空券は往復航空券で3万円だった。これでも1時間もしないうちに完売だった。
17日の学生限定は先着84名で、店頭でのみ受付だった。確か、一人1000円オフになる。

18日~はオープンに販売されているが、最安値のツアーはすでに完売。


オンライン先行で1万も安く購入できたので、これが一番お得だったと思う。これは先着350名で、1時間くらいで完売になっていた。友人と行くので2人分確保した。燃油サーチャージは込みだが、空港使用税は別だったため、一人当たり3万4260円になった。

旅程は9月25日~9月28日で、航空会社は4種類が候補にあるが、たぶん可能性が一番高いのはジェットアジアだろう。タイ国際航空だったらラッキーすぎる。そして、もしジェットアジアなら座席が友人と隣同士になる可能性が低くなる。友人と隣同士の席を確約するためには一人片道4000円の追加料金が必要。しかし、この決定は旅行開始の直前まで大丈夫そう。オプションツアーもいくつかあるが、どれも直前に追加でよさそう。


スーパーサマーセールで確保したツアーは3日以内に料金を支払わなければならない。旅行代金ごとに一人当たりの予約金が定められているので、全額でなくても大丈夫。

フライト時間等の最終旅程は旅行開始日より1週間くらい前に決定され、オンラインのマイページに送られる。飛行機はチケットレスだし、旅行に紙が必要なくなった。


これで、一通り、バンコクに行けることが決定した。
あとは旅程をいかに充実させるか計画を練ることと、旅券の更新、一応クレジットカードも作っておこう。


念願のBangkokへ! :)

2012/06/26

カンブリア宮殿:四季リゾーツ

先日のカンブリア宮殿のゲストは四季リゾーツ社長、山中直樹さんでした。
彼は東大卒の三菱地所に入社したいわゆるエリートと言われる経歴の持ち主。

全国34ヶ所に展開している四季リゾーツの宿泊施設は、これまでの業界を覆す価格設定が魅力だ。業界の常識として、需要と供給の数値に基づき、金土日や繁忙期は値段が少し上がり、平日や閑散期には値段が下がるという形態がとられている。そして、金土日や繁忙期は忙しいこともあり、価格が上がるのに対し、サービスの質は下がると言われている。しかし、四季リゾーツでは年間を通じて一律1泊朝食付き5250円、もしくは1泊朝夕食付き8400円という、時期に関係なく、いつきても同じ料金で同じサービスを受けることができる。

この安さのからくりはバブル期に企業の福利厚生施設としてたくさん建てられた保養所(2011年現在、全国235ヶ所)を無償で借り上げ、空き部屋を一般客に提供しているのだそう。年間利用者数はなんと14万人以上。安くて良い宿で日本の旅行に革命を!だそうです。何かの本で日本人が一年間に旅行に使える費用は10万円というのを見て思ったらしい。


四季リゾーツのメインターゲットは家族で、一棟丸ごと貸し切りプランという斬新なプランがある。それも7万3500円で貸し切り可能。


他にはエコプランというものがあり、スムースチェックインとアメニティなしでより格安になるプランがある。

必要なサービスを客に決めてもらうということらしい。
従来のプランでは1泊2食が自動的に付いて価格が表示されているし、アメニティが付いているのは当たり前だったが、では、その食事はいくらで宿泊費がいくらなのか明示されていなかった。こういったサービスの価格は明らかにすべきという社長の考え。本当に必要なサービスだけを提供する。


スタッフの働き方は一般的にはシティホテルなどは、フロントならフロントだけ、清掃なら清掃だけ、といったように各セクションごとに専門スタッフが働いているが、四季リゾーツでは、チェックアウトから清掃、チェックイン、夕食、調理まで全てを行う。ビジネスホテルなどではこういった一貫して一人のスタッフが行うことはあるが、調理までするとは驚きだ。また、ひとつの施設に留まらず、稼働率に合わせて日によってエリア内の施設を移動することがあるとはすごい。


また、徹底的なコスト削減にも取り組んでいる。客が増えたにも関わらず電気代は年間2割削減が実現した。ボイラーはこまめに切り、1日2万円削減。


このような取り組みや革新的なビジネスモデルを作り上げた。










ここから、私の感想。

社会の変化にうまく対応して、必要性がなくなり、企業に維持費などの負担が大きくなってしまった『保養所』を利用したという点に社長の先鋭的な視点が感じられた。

サービスの概念を変えたということ。
客が金を払うサービスを客に決めさせるというサービスの可視化が伺えた。

働き方も、チェックアウトから清掃、チェックイン、夕食を一人スタッフで全て行うことができるというのは他のビジネスホテルなどでもよくあるが、他の施設にも稼働率に合わせて日によって移動するということはなかなかできないことだと思う。

この3点が必勝ポイントだと思いました。

2012/06/01

1Q84






村上春樹の小説『1Q84』を読み終えた。
3月から3ヵ月連続で発売された単行本を追っていました。BOOK1からBOOK3にかけて、どんどんとのめりこんだ。そして、BOOK1は4~6月、BOOK2は7~9月、BOOK3は10~12月という具合に、時系列が丁寧に揃っていて読みやすいし、特にBOOK3のスピード感がすごかった。

今までの小説と比べて、完結して終わったことに驚いた。やけにあっさりしているというか。こんな小説って、あまりなかったんじゃないかな。そういう点で、物語の内容に深みが欠けるというか、村上春樹じゃなくても書けたんじゃないかと思う。

世界の成り立ちと個人の成り立ちについて書かれた作品だと思う。
世界は紙一重。
その世界を信じたのなら、本物になる。


村上春樹作品を初めて読む人や慣れていない人は読みやすいと思う。非常にわかりやすい文章だ。




しかし『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のような衝撃はうまれなかった。




天吾の父親の存在が好きだった。愛を感じた。
そして安達クミは言う。

「人が一人死ぬというのは、どんな事情があるにせよ大変なことなんだよ。それに対して私たちは正しく敬意を払わなくちゃならない。そうしないと穴は塞がらなくなってしまう。」
「でもある場合には、死んだ人はいくつかの秘密を抱えていってしまう。」
「そして穴が塞がれた時、その秘密は秘密のままで終わってしまう。」

「それもまた必要なことなんだよ。」

「もし、死んだ人がそれを持って行ったとしたら、その秘密はきっとあとには置いていくことのできない種類のものだったんだよ。」

「たぶんそこには死んだ人にしか正確には理解できないものごとがあったんだよ。どれほど時間をかけて言葉を並べても説明しきれないことが。それは死んだ人が自分で抱えて持っていくしかないものごとだったんだ。大事な手荷物みたいにさ。」