私は本物志向でありたいと思う。
なぜなら、揺るがないものだから。
本物とはなにか。
観光名所で売られているお土産物は偽物なのか?本物の温泉と偽物の温泉ってあるの?偽物ブランドと本物ブランドってこと?
いやいや、本物って、元々の価値そのものだと思う。
本質的な問題だと思う。
例えば…
訪日外国人が増え、マナーの周知が叫ばれているなか、温泉の入り方を明記した看板をでかでかと立てて、マナーを徹底し温泉に浸かってもらう。これって本物なのか?
私は違うと思う。そんなでかでかと看板なんて立てちゃって、景観もなにもない。雰囲気に則さない。第一、きちっと読んでそれを守るのか?そうではなくて、例えば、その温泉の地元の方や、女将さんがお教えしてあげればいいと思う。そうすればもう少し深入ったお話になるし、説得力ある。人の交流が生まれる。
例えば…
街中に張り巡らされている電柱、電線。あんなものがある国って先進国のなかでも、日本だけなんじゃないかな。「電柱 景観」と打ってぐぐれば、諸外国の景観と日本の景観の違いがわかると思う。伊勢のおかげ横丁はまちなみ保全のために、一部無電柱化されている。ここは本当に整備されたまちなみである。ただ歩いているだけで気持ちが良い町なら、住み良いと思う。
本質的に本物志向。
なぜ、この記事を書こうと思ったかというと、メディアなどでも有名なリゾート再生の達人がいる会社説明会に参加して、本物志向であり、本質を突いていたからである。そこで、今後予想されるインバウンド増加に伴い、どのような対応をしているか?という私の質問に対して、本質は変わらないと返答をいただいて、私が上記のような温泉地のマナー啓発立て看板の話をして共感を得た。自分が本物だと思うことを選びぬいて、そのうえで、判断してもらう。でも、それが万人に合うかといったらそうでもない。それでも、自分が正しいと思うもの、本物を追求した結果なのだから、必ず人はついてくる。
そんな話を聞いて、とても嬉しく思った。
話はリンクするんだけど、以前、「自分の身の回りを向上心ある人で固めたら…」「自分の周りの人が向上心ののない人たちだったら…」自分はどうなるのか?そんな話を聞いた時に、身の回りって大切だと思った。整理整頓されたキレイな部屋もそうだし、身なりもそうだし、発する言葉づかいもそうだし、自分の身の回りにもっと気をつかわなくてはと思った。
本物でいると、ブレない。
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